エイメイが支えてくれたもの
第4話の始まりです。
第3話は、下記より
---------------------------------------------------
中学を卒業して、高校に入学した。
野球部に入り、本気で甲子園を目指していた。
親元を離れ、寮で1人暮らし。寮と言っても学校施設ではなく、
大学生向けの一人暮らしのワンルームのアパートだ。
朝は5時に起きて、6時から8時前まで朝練。
夕方は、4時前からその日の課題が出来るまで練習。
家に帰って、ユニフォームの洗濯。
しかも、ただ洗濯機に入れるのでは汚れは落ちないので、
青い棒石鹸でゴシゴシ塗り込み、たわしで白くなるまでこする。
夏も、冬も。高尾の冬は厳しく、夜はマイナスにもなるが水で洗濯の毎日。
そんな日々の中、毎日のように監督に怒られる毎日。
心がくじかれて、何をどうしていいかが分からなくなった時に、当時の塾長に連絡をしました。
「辛くてたまりません。もう限界です。。。」
すると、
『お前の気持ちはよくわかる。
俺も毎日が辛くてたまらないんだ、成功すること、頑張り続けること、そして何よりも夢を追うことは辛いんだ。
でもエイメイに生徒がいる以上、卒業生がいる以上、そこに笑顔がある以上、オレは命を賭けて頑張るから…
人間というのは、一度や二度、地獄を見るものなんだ、
そこからはい上がってこそ本当の男になれるんだ!
だから、お前もはい上がれ!』
と手紙をいただきました。
そこで、踏ん張ることが出ました。
結果は出ませんでしたが、最後までやり抜くことができました。
いまも、その言葉は大切な宝物です。
そして、高校卒業をしてから、エイメイへの恩返しが始まる。