憧れのエイメイの先生になるために!しかし。。。
今日から、いよいよ先生になる話。
懐かしいことも書いていく。
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第4話
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エイメイの先生になるためには、試験がある。
学力試験ではない。
(もちろん学力は大切だが、先生として必要な知識があるであろう人に、声がかかるのだ。)
試験は、1つ【模擬授業】だ。
先生を生徒役にして、実際に授業をするというものだ。
当時言われたルールは、
①デビューの授業であること。
つまり初めてのクラス・生徒の授業であること。
②時間は30分であること。
この2点。
「先生採用試験、やらせてください!」
と言ったときから、すでに試験は始まっている。
教材選び、学年・クラス設定、板書計画、宿題選考、自主練習。。。
すべてが採用試験だ。授業だけが、授業ではないのだ。
試験本番は、1週間後に決まった。
手渡された真新しいペンを握りしめ、練習を始めた。
まずは、ノートに書いた板書計画をホワイトボードに書いてみる。
よ、
よ、
読めない。(T_T)
メッチャ汚い字だ。板書ってこんなに難しいのか?
1人で練習しているのに、恥ずかしくて声が出ない。
おいおい、お前は本当に先生に、あの憧れたエイメイの先生になれるのか?
一気に恐怖心が押し寄せてくる。
何度も何度も考え、選んだ単元は、2年生一般動詞の過去形だった。
いま、この立場で思う。その単元を選んだ時点で8割以上の確立で負けが決定。
当然1回目の試験はボロクソだった。
規則動詞の過去形の作り方の説明で、三単現の復習をしてから入ってしまった。
当然、生徒役の先生たちからは、
「三単現って何だっけ?」「Sつけるんだっけ?」
復習するも、理解はされず、教室はめちゃくちゃ。
予定の1/10も終わらず、時間は延長。。。
生徒役の先生も立ち上がり教室をウロチョロウロチョロ
終わった。憧れのエイメイの先生にはもうなれない。
そう思った。
しかし、今はみずほ台校舎の塾長として日々授業をしている。
さて、今回はこのくらいにしておこう。