赤と青い塾の塾長ブログ

埼玉県富士見市 みずほ台にあるエイメイ学院・明成個別の塾長の熱い想いを綴ったブログです!

塾長誕生物語 最終話

それでも人間は、その大切なことをたまに忘れてしまう。

自分のおかげでうまくいっている。

自分だけが頑張っている。そう思ってしまうときがある。

でも、そんなときは神様に頬をつねられる。

そこで気がつくし、当時の塾長が気づかせてくれる。

この先生たち、

仲間に出会えたこと、

みんなが家族のように接し支え会えることに感謝しています。

きっと、今日も何か問題が起こるでしょう。

その時はまた、頭を使って仲間と乗り越えていきます。

選んだ行動を、選んだ道を、

この道を選んで正解だったと思えるように、

これからも過ごしていき、

生徒たち、保護者様たち、先生たちの笑顔のために尽くしていきます!

おっと!生徒が来たのでこのへんで!

《ありがとうございました》

塾長誕生物語 第9話

みんなの顔が変わっていった。

  

この瞬間が、ターニングポイントとなり、

  

反省会、授業前後の生徒とのコミュニケーションが増えていった。

  

この雰囲気を感じてか、塾長はみずほ台校舎に来なくなった。

  

すると、退塾の電話は減っていき、次第になくなっていった。

  

代わりに体験希望の連絡が入るようになった。

  

もちろん、誰よりも長く校舎にいることは継続した。

  

次第に生徒数は回復していった。

  

こうして新生みずほ台校舎は、新たなスタートを切ることができた。

  

あのとき、自分が誰かのせいにして投げ出さなかったから、

  

塾長がが愛情を持って困難を乗り越えるまでサポートしてくださったから、

  

そして何より、

 

あのとき一緒に戦ってくれた先生たちがいたからこそ

 

今のエイメイグループがあるのだと思う。

  

だからこそ、いまでも大切にしていることは、先生たちあっての職場であること。

  

当時の先生たちは、いま各校舎で塾長をしていたり、

 

経験を活かして塾長のサポートをしてくれていたりする。

  

そして、自分もたくさんの人に支えてもらっている。

  

自分は器用じゃない。1人では何もできない。誰かが自分を毎日助けてくれる。

 

《最終話へつづく》

塾長誕生物語 第8話

授業後の反省会では、熱い思いを語った。

  

  

この校舎を素晴らしいものにしたい!そうやって集まった先生たちに遠慮する必要がない!

  

  

むしろ、遠慮している方が失礼だ。

  

  

塾長が自分だ!

  

  

自分が進む先を明るく照らさなければ、みずほ台校舎にいる先生たちが迷ってしまう。

  

  

今度はしっかりと情報を集め、みんなの状態を確認して、進むべき道を決めた。

  

  

もちろん、先生たちには自由にやってほしい!ただ、以前と違うのは、そこに向かうべきゴールがあるかないかだ。

  

  

今回の【自由】は、できることをやって、結果に向かって努力できるための【自由】だ!

  

  

そして、迎えたある日の授業後反省会。いまでもはっきりと覚えている。

  

  

はっきり言って、悔しい。鶴瀬校舎にはどんどん生徒が集まってくる。そして、みずほ台校舎の生徒はどんどんと減っていく。

  

  

塾長が抜けたからみずほ台はダメになった。

  

  

そう言われるのは絶対に嫌だ。

  

  

確かに、抜けた穴はでかいかもしれないけど、みんなで力を合わせなければこの悪い波は止められないし、

  

  

みんなの力があれば必ずいい波に変えられる。

  

  

だからみんなで頑張ろう!悔しい思いはしたくない!みんなが自分の正しいこと、やるべきことやってみずほ台校舎を盛り上げよう!

  

  

責任は俺が取る!

  

  

こうやって、目に浮かぶ溢れる気持ちをこらえながら先生たちに話した。

 

《つづく》

塾長誕生物語 第7話

自分の自信が打ち砕かれたこの時期、

  

  

正直何をしていいかわからなかった。

  

  

毎日鳴る退塾の電話。落ち込んでいても授業はしなければいけない。

  

  

心のどこかで引っかかるものがありながらの授業をしていた。

  

  

当時の生徒たちには本当に申し訳ないと思っている。

  

  

それでも、何をしていいやら。。。

  

  

そんなとき、開校して忙しいのにもかかわらず

  

  

毎日のように塾長はみずほ台校舎に来てくれて、いろんなアドバイスをしてくれた。

  

  

物理的に明るく!という意味で、必要のない看板もつけてくださった。

  

  

本当にありがたかった。そして自分は、誰よりも長く校舎にいてやれることをやろう!

  

  

そう決めたのだ。プランターやテキスト棚、看板の内側などの細かいところの掃除から、

  

  

生徒の名簿の確認、ついつい物で溢れてしまうデスク周り、神棚の管理、できることは何でもした。

  

  

《つづく》

塾長誕生物語 第6話

こうやってみずほ台校舎の舵取りをスタート直後からミスってしまったので、

  

  

途中で進路が変われば乗組員たちも気がつくが、

  

  

ハナから全力で見当違いな方向に猪突猛進していれば気が付かない。

  

  

船長が舵を握り、望遠鏡で進路を見てひたすらに直進する。

  

  

こんなの船ではない。

  

  

船長は、いろいろな情報を確認して、最適な進路を取るべきなのに、

  

  

塾長と名乗っているやつが暴走して、塾長をしていなかったのだ。

  

  

そりゃ、歯車が狂う。

  

  

授業前に電話がなる。いつものように電話にでると、

  

  

『今日で塾を辞めさせていただきます。』という内容だった。

  

  

動揺しながら、それでも一生懸命に授業をした。授業にも電話がなる。

  

  

『今月で塾を辞めさせていただきたい。』そんな日が、何日も続き、

  

  

息巻いて出発した校舎の生徒数がどんどん減っていく。

  

  

先生同士の会話も減っていった。

  

  

 

次第に自分自身、どんどん塾長としての自信がなくなっていき、

  

  

先生たちへの励ましの言葉も、乗り越えよう!と思える熱い話もすることができなくなっていき、

  

  

授業後の反省会も形だけになっていった。

  

  

生徒の退塾も止まらない一方で、

  

  

鶴瀬校舎は、どんどんと生徒数を増やしていった。

  

  

こうやって、本物の塾長と形だけの塾長の圧倒的な差を痛感させられたのであった。

 

 

《つづく》

塾長誕生物語 第5話

こうして、鶴瀬のエイメイは順調なスタートを切ったのだった。

  

  

(もちろんこの順調は、はたから見たら。ということで、間近で緻密な戦略を見ていたから、苦しさや不安を見ていたから、自分としては、当たり前の結果であると思っていた。)

  

  

一方その頃、みずほ台校舎は?というと、今までのように、いや!

  

  

今まで以上に熱いものをもって授業をしていた。

  

  

でも、しているつもりになっていたのだ。

  

  

当時の先生たちと一緒に飲みに行ったりすると、みずほ台校舎をこうしていきたい!

  

  

ああしていきたい!と夢を語り、先生たちには、自由にやってほしい!

  

  

責任は俺が全部取る!それが責任者だ!と、息巻いていた。

  

  

しかし、それがどん底への始まりになろうとは、このときは気づきもしていなかった。

  

  

責任者である自分自身が【責任】と【自由】を履き違えていたのだ。

  

  

《つづく》

塾長誕生物語 第4話

2011年3月4日に隣駅に鶴瀬校舎が開校した!

  

  

エイメイにとっても、自分にとっても、当時の塾長にとってもみんなにとって新しいスタートとなり、

  

  

さすがの塾長戦略で、無料体験の電話はひっきりなし!

  

  

飛び込みの説明、大きな説明会で50人の体験生が集まったのだ!

  

  

そんな嬉しい気持ちも1週間後にはすべてが崩れ去るような事が起きたのだ。

  

  

そう、3月11日東日本大震災

  

  

多くの人が、多くのものを失い、日本がどん底に叩き落された。

  

  

しかし、それでもなんとか踏ん張り前を向いていた。

  

  

決して下を向かず、弱音を吐かず、自分たちができること、

  

  

それは、学びをやめないこと、学びの場を提供することだった。

  

  

計画停電が予想されるときも懐中電灯を教室に置いて、

  

  

暗闇の中でも楽しみながら授業してみよう!など、

  

  

多くの工夫が飛び交った。

  

  

そして何より大きかったのは全員がこの困難を乗り越えようとする気持ちだった。

  

  

当時は今のように先生たちは多くなく、2校舎掛け持ちの状態で授業を進めていた。

  

  

当然自分も授業を持ち多くの体験生に全精力を注いだ。

  

  

自分の担当クラスは、悔しくも1人だけ入塾には至らなかった。

  

  

その悔しさは今でも覚えている。。。

 

 

《つづく》